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サポートチーム便り2022.03.23

IBM i Access Client Solutions(ACS)の小技のご紹介8:ホット・スポットを使ってみよう

Question

IBM i(AS/400)で製品照会のメニュー画面を作成し、URLをクリックすれば製品画像が表示出来ないかと調べていたところ、ホット・スポット機能というので実装出来ることがわかりました。

やり方が書いてないか調べてみましたが、具体的にどのエミュレーターで出来るのか設定方法等の記載がありませんでした。

現在弊社で利用しているのはIBM i Access Client Solutions(ACS)なのですが、ホット・スポット機能は利用できますか?

Answer

ACSでもホット・スポット機能を利用することは可能です。

過去のIBMi Access for Windowsや、Personal Communicationsでも利用可能です。

基本的にはどれも似たような場所に設定箇所がありますが、今回はACSに絞ってホット・スポット機能を有効にしてみましょう。

5250エミュレーター画面の上部、編集タブ→設定→ホット・スポット とクリックします。

フォルダ

上図の通り新たにウィンドウが表示されますので、一番上の設定項目"URL ホット・スポット"の"URLをホット・スポットとして表示する"のチェックボックスにチェックしてください。

また今回は既に入力されている画面表示上で保護されているURL文字列に対してホット・スポット化をされたいようですので、"URLを無保護フィールドに表示しない"にもチェックするといいでしょう。

基本的に利用するためには、上記のみで設定は完了です。

画像の表示でしたらパターンとしてはhttp://~もしくはFILE://~を用いることになるでしょう。

例えばIBM i(AS/400)内のIFS領域に画像を保管しており、それを表示させたい場合に、FILE://xxx.xxx.xxx.xxx(ASのIPアドレス)/MYDIR/SHOHIN.pngのようにURLを表示してみました。

スクリーンショット

早速クリックしてみましょう。

設定された画像が表示され・・・ずに、エラーになってしまいましたね。

フォルダ

どのエミュレーターにも言えますがホット・スポット機能でFILE:を指定する場合、PCに設定されているデフォルトの画像表示アプリケーションがそのURLをたどって画像を表示させます。

従って、エミュレーターを開いているPCがURLのパスを辿れる状況に無いといけません。

IBM i(AS/400)のパスを辿れる状況、というと・・・そうです!ファイル共有かNFSなどですね。

ACSではファイル共有はNavigator for iから設定します。

過去の記事でもご紹介していますので併せてご参照ください。

ご利用のPCがURLのパスを辿れるようになったら・・・ぜひ実際に試してみてください。

by 大熊猫橋

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