キュウリ?キューリー?クエリーですよね?意外と便利なんです
Question
先輩エンジニアが「データはキューリーで確認すればいいよ」と言います。
クエリーのことだと思いますが、使い方を教えてください。
Answer
年配の人はキュウリのような、キューリーと呼んでいる人もいらっしゃいます。
確かに生データを簡単に見ることができるので便利です。
ベテランの人には今更感がありますが、便利な機能なのでご紹介させて頂きます。
STRQRYで「QUERYユーティリティー」を起動してオプションから「1.QUERYの処理」を選択して進んで良いですし、WRKQRYからでも定義を作る処理を呼び出せます。
今回は定義を作るところではなく、単純にデータを表示させる内容をご案内します。
RUNQRY と入力してF4を押してください。
報告出力のタイプで画面(*DISPLAY)、帳票(*PRINTER)、ファイル(*OUTFILE)と3タイプを選ぶことができます。
また、レコード選択を*YESとすると、次の工程でレコード選択の画面が表示されてデータを絞り込むことも出来ます。
実際にデータを絞り込んでみる機会が多いようであれば、RUNQRYでなく、先ほどのSTRQRY等で定義を保管したほうが便利かも知れません。
使い方としては、QGPLにあるTEST01Pを見ることとした場合にコマンドラインからRUNQRYと入力し、F4を押して
と入力して実行キーを押すことでデータが画面に表示されます。
ちょっと、面倒くさいですね。コマンドラインから直接処理をして見ましょう。
RUNQRY QGPL/TEST01P としてしまうと、IBM i (AS/400)は始めにプログラムがあると想定していますので、TEST01Pの「プログラムが見つからない!」とエラーになってしまいます。
正しくは RUNQRY QRYFILE((QGPL/TEST01P)) と入力しないとなりません。
()でくくったり、入力するパラメタもあり、長いです。
そこで、何も無い事を表す特殊値「*NONE」を指定します。
さらに*NONEは略して*Nが使用できます。
RUNQRY *N QGPL/TEST01P と短くなります。
RUNQRY と *N 、ライブラリーとファイルの指定だけです。
ライブラリーもライブラリーリスト上にあって、そのライブラリーリストに入っているライブラー内で1つしかないのであれば、ライブラリーも省略可能です。
RUNQRY *N TEST01P 短くて使いやすいと思います。
いかがでしょうか。ちょっとしたデータを見る時にF4を押すこともなく、コマンドラインから直接処理していると少しカッコ良いかも知れません。
是非、お試しください。
私も昔の若いころ、キューリーと呼んでいた一人です。
今では若い人に馬鹿にされないようにクエリーと言葉を変えてますが、キューリーでもあまり違和感なく、同じ時代を過ごしている人と共感してしまいます。
それと、IBM i はどうしてもAS/400と呼んだ方が私はしっくりくる気がします。
by けやきのじぃじ