スプール・ファイルを大文字と小文字を区別せずに検索する
我々は DSPSPLF (Display Spooled File) コマンドに極度に頼っています。あなたも私も一日中使っており、通常はさまざまなディスプレイを使った作業でオプション 5を選択しています。にもかかわらず、我々が頼りにしている、この馬車馬のような働き者は、テキスト検索が大文字と小文字を区別するという、紛れもない欠陥を抱えているのです。Unixsaurus のような原始的なオペレーティング・システムでは、大文字と小文字の区別は予想できますが、パワフルな IBM i からはできません。ここでは、スプール・ファイルで大文字小文字関係なく、テキストを見つける方法をいくつかご紹介します。
まず、現代的で --私の意見として-- 最適な方法は、System i Navigator に代わるブラウザー・アプリケーション、IBM Navigator for i です。このアプリはポート 2001 で実行し、HTTP サーバーの *ADMIN インスタンスが動作している必要があります。まだ試していない場合、試してみることをお勧めします。Navigator for i について詳しくは、Navigator for i Web ページをご覧ください。
Basic Operations を展開し、Printer Output をクリックして、スプール・ファイルのリストを取得します。
スプール・ファイルは、ビューアーまたは PDF で開くことができます。いずれも、大文字小文字を区別しない検索オプションがあります。
おそらく、バッチ・ジョブで実行するといった、ブラウザーを必要としない手段が必要かもしれません。2つ目のスプール・ファイルの検索方法として SQL があります。まだない場合は、一時物理ファイルを作成します。
スプール・ファイルを一時ファイルにコピーします。
SQL を使用して物理ファイルを照会します。
クエリーの結果は以下のようになります。
Qshell を使用して、スプール・ファイルを検索することもできます。catsplf ユーティリティーを使用して、スプール・ファイルを tr ユーティリティーにパイピングします。このユーティリティーは、テキストを小文字から大文字に変換します。大文字テキストを grep にパイピングして、検索文字列を探します。
または
以下のような出力結果になります。
テキスト変換せずにテキストを表示する場合は、代わりに以下のバージョンの grep を試してください。
grep 式は、システムに大文字または小文字 s、次に大文字または小文字の m、次に . . . . を検索するよう指示します。以下のような出力結果になります。