IBMi STRPCCMDコマンドの実行で警告!?
Question
CLプログラムにて STRPCCMD コマンドからデータ転送のBATファイルを実行する処理があります。
IBM i Access Client Solutions(ACS) 1.1.9.16にバージョンアップしてからこのような警告画面が出るようになりました。
見るからに危険そうな「!マーク」も表示されていますし、セキュリティー上、問題のある操作の許可を求められているのでしょうか?
応答しても問題はありませんか?
また何故このような画面が出るようになったのでしょうか?
表示されないようにする方法はありますか?
Answer
PC上のBATファイル等を自動実行するために STRPCCMD コマンドを利用しているお客様も多いことかと存じます。
この警告画面につきましては、2026年9月にリリースされた ACS 1.1.9.16 からの仕様変更に伴い表示されるようになりました。
IBM のサイトには下記の通り記載がございます。
IBM i Access - ACS Updates
https://www.ibm.com/support/pages/ibm-i-access-acs-updates
※原文はIBM ドキュメントをご参照ください。
--- 機械翻訳 ---------------------------------------------------------------------------------------------
Version: 1.1.9.16
September 2026
ESS ID: LCD8-2010-45
Notes:
• 以前のすべてのバージョンには、以下のいずれかを通じて任意のコードが実行される脆弱性があります。
o 侵害されたIBM iから送信されるSTRPCCMD CLコマンド。
o 悪意のある「RunProgram」アクションを含む5250エミュレーター・マクロ。
o 悪意のある「Run」アクションを含む5250マルチセッション・ファイル(.bch、.bchx)。
• このバージョン以降、上記のアクションはいずれも、実行前にユーザーによる明示的な確認が必要となります。
アクションの実行可否を尋ねる確認プロンプトが表示され、「はい(Yes)」と「いいえ(No)」の選択肢が提示されます。
エミュレーター・マクロの「RunProgram」アクションについては、マクロ全体の実行を停止するための「キャンセル(Cancel)」という選択肢も追加されています。
Security fixes:
• CVE-2026-14275
• CVE-2026-14276
• CVE-2026-14277
Known issues (APARs) fixed:
• DT500870 OSP-UNPRED ACS - "CHECK FOR UPDATES" FOR PLAIN USER FAILS WITH CPFA09C
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上記の通り、脆弱性対応の一環として STRPCCMD コマンドを実行した際に、実行を確認する警告画面が表示される挙動へと変更されております。
警告画面で「はい」と応答すると、PC上のBATファイル等が実行されます。
警告画面で「いいえ」で応答すると、PC上のBATファイル等は実行されません。
CLプログラムにSTRPCCMDが組み込まれている場合、「いいえ」を選んでも後続の処理に進んでしまいます。
ユーザーが対話で操作中の場合、応答すれば問題ないとはいえ、ひと手間増えてしまいましたし、運用自動化の観点では、今までの仕組みによる自動化を見直す必要が出てしまうかもしれません。
「特定の決まったフレーズの実行は画面を省略する」等の設定ができるようになるとより良いのですが。
残念ながら、現在のところIBMからはこの警告画面を非表示にする方法は提供されておりません。
セキュリティー強化を目的とした仕様変更である為、将来のリリースでも本仕様は更新されず維持される可能性が高いです。
今回の修正内容については、運用に直接影響を与えることからACSのバージョンアップを躊躇されるお客様もいらっしゃいます。
ですが、これはセキュリティ・リスクを考慮してメーカーが必要と判断したことによるものです。STRPCCMD自体は対話ジョブのみが実行するコマンドですので、ワンアクション発生するもののこの仕様を受け入れるのが妥当と思いますが、このワンアクションが業務に影響を与えるのであれば、これを機に別の仕組みを用意するなど(SSHを使用した仕組みなど)をご検討いただければと思います。
参照:
https://www.ibm.com/support/pages/remote-command-execution-ibm-i-microsoft-windows-open-sshd
by . 槻樹
