ACSで使用するJavaは32bitではダメなのでしょうか?
Question
IBM i Access Cleint Solutions(ACS)をインストール後に以下のメッセージが出ました。
ACSのインストール自体は完了しているようですが、このまま使用しても問題ないでしょうか。
【エラー内容】
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IBM i Access Client Solutions installation has finished.
A 64-bit version of Java was not found during the install.
If Access Client Solutions dose not start, install the latest Java 8 or Java 11.
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Answer
安心パックfor i サポート窓口では、原則Windows OS bit 数と、Java bit数を合わせるように推奨しています。
しかし、お客様環境のご要件によって変えられない場合もあるため、公開されている情報を踏まえて技術的な面での回答とさせていただきます。
翻訳すると以下の内容になります。
----- 機械翻訳 ------------------------------------------------------------
IBM i Access Client Solutions のインストールが完了しました。
インストール中に 64 ビット バージョンの Java が見つかりませんでした。
Access Client Solutions が起動しない場合は、最新の Java 8 または Java 11 をインストールします。
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ご利用環境として、PCのアーキテクチャは64bit、Javaは32bitではないでしょうか。
このメッセージは不具合や障害を示すエラーではなく、単にACS のインストール時にPCに32bit版のJavaしかインストールしていないために出るメッセージです。
64bit版のJavaをインストールしているPCではインストールが完了すると、最後に「IBM i Access Client Solutions installation has finished.」とだけ表示されますが、32bit版しか見つからないため上記のメッセージが出ています。
PCにインストールしているJavaのbit数を確認してみてください。
ACSでは「ヘルプ」→「製品情報」と選択すると確認できます。
画像のように「(32ビット)」と記載されていると32bit版のJava がインストールされています。
尚、他のアプリケーションを使用している関係で32bitのJavaが必要な場合もあると思います。
そのような場合には、ACSのフォルダー内にJDKを入れ込むことで、ACSで使用するJavaを指定する方法もございます。
メーカードキュメントに手順が記載されているのでご参照ください。
Getting IBM OpenJ9 Java and Including it with IBM i ACS
https://www.ibm.com/support/pages/getting-ibm-openj9-java-and-including-it-ibm-i-acs
by 槻樹