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サポートチーム便り2023.04.26

スプールファイルをコピー(複製を作成)する方法ってありますか?-後編 -

Question

スプールファイルのコピー、複製する方法について後編でSNDNETSPLFをご案内して頂けるとありました。

具体的な内容をご案内頂けないでしょうか。

スプールファイルをコピー(複製を作成)する方法ってありますか? ~ 前編 ~
https://www.e-bellnet.com/category/technology/2304/2204-01.html

Answer

既に作成されたスプールファイルを、SNDNETSPLFコマンドを使用し自分自身のシステム(区画)へスプールファイルを転送して複製を作成する方法になります。

※本来SNDNETSPLFは他システムにスプールを送信する機能ですが、それを自分自身向けに行う応用編になります。

※コピー元のスプールファイル

スクリーンショット スクリーンショット
  1. 二次システム名を登録します。

    コマンド:

    CRTCFGL TYPE(*APPNLCL)  または、WRKCFGL CFGL(*APPNLCL)

    スクリーンショット

    この例では、1次システム名:PWR74Bに対して、2次システム名:PWR74B2 を登録します。

  2. 送信元ユーザーIDを、ディレクトリー項目へ登録します。

    スクリーンショット

    「ユーザーID」 と 「1次システム名」 の組み合わせ(アドレス)を登録してください。

  3. 受信用ユーザーIDを、ディレクトリー項目へ登録します。

    スクリーンショット

    「ユーザーID」と「2次システム名」の組み合わせ(アドレス)を登録してください。

    「システム名/グループ」へは、1次システム名を指定してください。

    受信用になりますので、「ユーザー・プロファイル」を指定してください。

  4. SNDNETSPLFコマンドで、2次システムへ送信します。

    送信元のスプールファイル

    スクリーンショット

    上記のスプールファイル OPT へ「1=送信」を入力しEnterキーを押します。

    スクリーンショット

    「ユーザーID」と「アドレス」へは、手順③で登録した受信用ユーザーIDと2次システム名を指定します。

    「データ形式」の値は、*ALLDATAの指定を推奨します。

    送信先のスプールファイル

    スクリーンショット スクリーンショット

    受信用ユーザーIDのスプールファイルとして受信します。

    →スプールファイルの複製が作成されました。

例えば、指定先の出力待ち行列(OUTQ)へスプールファイルを複製したい場合には、受信用のユーザー・プロファイルの「出力待ち行列(OUTQ)」を指定しておきます。

コマンド例 :

CHGUSRPRF USRPRF(BELL123) OUTQ(QGPL/QDKT)

スクリーンショット

出力待ち行列(OUTQ) 指定後の受信結果

スクリーンショット

例えば、1つのスプールファイルを作成し、そのスプールファイルを複製し他OUTQへ配布・印刷するなどの運用が可能になるかと思います。

by あすと

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