スプールファイルをコピー(複製を作成)する方法ってありますか?-後編 -
Question
スプールファイルのコピー、複製する方法について後編でSNDNETSPLFをご案内して頂けるとありました。
具体的な内容をご案内頂けないでしょうか。
スプールファイルをコピー(複製を作成)する方法ってありますか? ~ 前編 ~
https://www.e-bellnet.com/category/technology/2304/2204-01.html
Answer
既に作成されたスプールファイルを、SNDNETSPLFコマンドを使用し自分自身のシステム(区画)へスプールファイルを転送して複製を作成する方法になります。
※本来SNDNETSPLFは他システムにスプールを送信する機能ですが、それを自分自身向けに行う応用編になります。
※コピー元のスプールファイル
二次システム名を登録します。
コマンド:
CRTCFGL TYPE(*APPNLCL) または、WRKCFGL CFGL(*APPNLCL)
この例では、1次システム名:PWR74Bに対して、2次システム名:PWR74B2 を登録します。
送信元ユーザーIDを、ディレクトリー項目へ登録します。
「ユーザーID」 と 「1次システム名」 の組み合わせ(アドレス)を登録してください。
受信用ユーザーIDを、ディレクトリー項目へ登録します。
「ユーザーID」と「2次システム名」の組み合わせ(アドレス)を登録してください。
「システム名/グループ」へは、1次システム名を指定してください。
受信用になりますので、「ユーザー・プロファイル」を指定してください。
SNDNETSPLFコマンドで、2次システムへ送信します。
送信元のスプールファイル
上記のスプールファイル OPT へ「1=送信」を入力しEnterキーを押します。
「ユーザーID」と「アドレス」へは、手順③で登録した受信用ユーザーIDと2次システム名を指定します。
「データ形式」の値は、*ALLDATAの指定を推奨します。
送信先のスプールファイル
受信用ユーザーIDのスプールファイルとして受信します。
→スプールファイルの複製が作成されました。
例えば、指定先の出力待ち行列(OUTQ)へスプールファイルを複製したい場合には、受信用のユーザー・プロファイルの「出力待ち行列(OUTQ)」を指定しておきます。
コマンド例 :
CHGUSRPRF USRPRF(BELL123) OUTQ(QGPL/QDKT)
出力待ち行列(OUTQ) 指定後の受信結果
例えば、1つのスプールファイルを作成し、そのスプールファイルを複製し他OUTQへ配布・印刷するなどの運用が可能になるかと思います。
by あすと