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サポートチーム便り2021.07.28

IFSの容量を確認するコマンド

Question

WRKSYSSTSで全体のディスク容量を確認しています。

RTVDSKINF/PRTDSKINFで容量の大きいライブラリーはファイルを削除してみましたが、思ったほど使用量が下がりませんでした。

今度はIFSの容量を確認したいと考えていますが、ディレクトリー毎に容量を確認するコマンドはないでしょうか。

Answer

RTVDIRINF/PRTDIRINFコマンドはいかがでしょうか。

各ディレクトリー配下のオブジェクトやサイズを確認する事ができます。

但し、IFS全体の情報を取得しようとすると、時間を要したりCPUに負荷が掛かります。

業務時間外など影響の少ない時間帯に行う事をお勧めします。

また、そのまま実行すると対話型のジョブになってしまいますので、SBMJOBコマンドで実行してください。

RTVDIRINFコマンドを実行すると、「xxxO」「xxxD」というデータがオブジェクト・タイプ*FILE、属性PF-DTAとして書き出されます。

(※ xxxはパラメータINFFILEPFXの接頭部です。)

以下の実行例では、調査用にライブラリーを作成してここにデータが書き出されるようにし、テスト用に作成したディレクトリーの情報を収集しています。

  1. 調査用のライブラリーを作成
  2. CRTLIB LIB(IFSCHK)
  3. テスト用のディレクトリー /home/testdir の情報を収集
  4. SBMJOB CMD(RTVDIRINF DIR('/home/testdir') INFFILEPFX(IFSCHK_) INFLIB(IFSCHK))

    → 「IFSCHK_O」と「IFSCHK_D」という名前でデータが書き出されました。

  5. 収集したデータを出力
  6. SBMJOB CMD(PRTDIRINF RPTTYPE(*DIR) INFFILEPFX(IFSCHK_) INFLIB(IFSCHK))

    → 以下画像のようなスプールが出力されます。

スクリーンショット スクリーンショット

/home/testdir配下に続くディレクトリーについてもリンク数やサイズが出力されます。

もちろん、ルート指定(/)をするとIFS全体の情報を取得できますが、先述の通り、全体のディレクトリー数・オブジェクト数が多いので、収集に長時間掛かりCPU使用率が上がります。

先ずは、上記例のように特定のディレクトリーに絞って試してみてはいかがでしょうか。

by 槻樹

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