一時的に別のサブシステムに接続したい
Question
弊社ではメンテナンス作業を行う際に、ユーザー向けにIBM i (AS/400) への接続をしないよう通知を出すのですが、それでも接続してきてしまう人が何人かいます。
対話型サブシステム「QINTER」を止めて作業が出来れば、接続されることはないかと思うのですが、弊社ではメンテナンス用のサブシステムは用意していません。
例えば、IBM i (AS/400) 上で起動している他のサブシステムに、一時的に接続するようなことは可能でしょうか。
Answer
一時的で良いのであれば、コマンド「TFRJOB」を使用するのはいかがでしょうか。
このコマンドにより、別のサブシステムに接続させることができます。
例えば、ジョブ「WS1」を例にしますと、現在、ジョブ「WS1」は、サブシステム「QINTER」配下に存在しています。
このジョブの接続先を、サブシステム「QCTL」に変更したい場合、コマンド「TFRJOB」を使用してジョブを転送させます。
コマンド例:TFRJOB JOBQ(QSYS/QCTL)
※ 転送先のジョブ待ち行列を指定することになります。
活動ジョブの処理画面を確認すると、サブシステム「QCTL」に接続されていることがわかります。
この状態であれば、サブシステム「QINTER」を終了させても接続は継続されますので、メンテナンス作業が実施可能かと思います。
なお、接続先を「QINTER」に戻したい場合は、QINTER起動後にサインオンし直すか、サブシステム「QINTER」に設定されているジョブ待ち行列にTFRJOBをすれば接続が可能になります。
注意点としては、サインオン時の接続先は割り当てられたサブシステムになる為、貴社の場合はQINTERが起動している必要があります。
もしサインオン時から接続先を変更したいのであれば、メンテナンス用のサブシステムを別途用意する必要があります。
by かんぴょう木綿さん