IBM DB2とオープン系DBの機能名称差異
Question
オープンサーバーを利用してきましたが、今後のプログラムやデータの継承性を考慮しIBMiにシステムをマイグレーションすることを検討しています。その為、IBMiのDBについて調べていたのですが、ファイル・フィールドといった語句がピンときません。オープン系DBでいうと、どの機能を指すのでしょうか。
Answer
IBMiとオープンDBでは、名称は異なるが機能としては同一のものを指す場合があります。
今回ご質問頂いているものとしては、オープン系DBでは、それぞれテーブル・カラムに対応するものと考えてよろしいでしょう。
残念ながら、全ての名称について互換表対応表といったものはありませんが、
一部名称については、メーカーから提供されている資料に記載があります。
参考情報:DB2 for i の基礎
P4ページのデータベース用語の対比も合わせてご参照ください。
システム的な機能が一緒であるにもかかわらず、同一の語句が使われないのは、違和感があるかもしれませんが、例えば、お節料理にも入ることのあるサケのハラス。ハラスは、内臓を取り囲む肉の部位を指しますが、マグロやカツオのような海魚では「ハラモ」や「トロ」、お肉の場合には「ハラミ」と呼ぶように、同一のものを指しているにも関わらず、別の語句が使われている事は珍しくありません。
IBMiもオープン系との連携が増えてきており、それぞれのベースでの名称が、どの機能に該当するかを把握することで、色とりどりでも確かに纏まったお節料理のように、多くのシステムが入り乱れるDB設計であっても纏まりのよい1つのDB設計の一助となるかもしれません。 こういった異種のシステム間での語句が違うようなシーンに再び遭遇した場合は、お正月においしく頂いたお節料理を思い出して、自分なりにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
by 大熊猫橋