ACSによるIBM i Accessからの移行について(2015年10月時点)
Question
クライアントアクセス(IBM i Access for Widnows)がWindows10以降のOSに対応する予定がないと知りました。代替として、IBMのサイトではAccessClientSolutions(ACS)が紹介されているようですが、クライアントアクセスからAccessClientSolutionsにエミュレータを移行するにはどのような手段がありますでしょうか。データ転送定義や、WSファイルなどはそのまま利用できますか。
Answer
ACSは、IBM i Accessに似た機能を備えたエミュレータですが、内部的な仕組みは全く異なるjavaベースのソフトウェアです。データ転送定義はもちろんのこと、WSファイル等も全て新規作成する必要がございます。
データ転送については、バッチ化するにあたり、定義の新規作成だけでなく、それを呼び出すためのコマンドを使ったBATファイルを作成する必要がございます。
また、2015年10月の時点において、種々の制約があり、実質的に外字の利用は難しい状況です。
上記のような状況から、移行対象PC自体が非常に多いお客様、外字を利用しているお客様、移行必要のあるデータ転送やWSファイルの定義を多数持っているお客様においてはACSへの移行は、現状難しく、十分な検討が必要です。
<2017年3月追記>
上記は古い内容となります。最新情報はe-bellnetの「問題解決の運用とヒント」をご確認ください。
参考:「5250エミュレータのWindows10対応について&ACSによるIBM i Accessからの移行について(2016年5月時点)」
https://www.e-bellnet.com//category/technology/1605/1605-207.html
参考:「ACS(Access Client Solutions)によるIBM i Accessからの移行について(2017年2月時点)-ACS用ファイルへの変換(マイグレーション)」
https://www.e-bellnet.com//category/technology/1702/1702-175.html