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IBM i お役立ち情報2026.10.14

IBM Bob活用への道 <VS Codeの活用> - イントロダクション -

イントロダクション

IBM i 開発において注目を集める「IBM Bob」ですが、本記事では、IBM Bobを利用するにあたり欠かせないVS Codeの操作方法や機能にフォーカスしていくつかの回にわたって解説します。

<登場人物>
今後の記事で登場する人物は以下の通りです。全員がIBM i 領域のエンジニアであるものの、その経歴や担当範囲は多種多様です。

出村(ベテラン・開発のプロフェッショナル)
IBM i のスペシャリスト。固定フォームRPGから完全フリーフォーム(FFRPG)やREST API開発も熟練。IBM Bobの本格利用はこれから。

新庄(RDi・アプリケーション影響分析)
長年、さまざまな開発プロジェクトに携わる中で、5250以外にもRDi(Rational Developer for i )やVS Codeなどの開発ツールを愛用。IBM i のアプリケーションの構造分析や棚卸が得意分野。

渡邊(AI、オープン系)
オープン系出身の技術者。普段からVS CodeやIBM Bobを活用中。IBM iのスキルも強化中。

松田(AI、IBM Bob担当)
新卒からIBM i に携わり、社内外に「IBM Bob」の導入と活用を推進中。IBM Bobを含むAI活用について記事や講演などで情報発信を行う。

IBM i 資産継承とモダナイズの鍵となる『AI活用』

出村:「長年IBM i の開発現場をみてきましたが、今は既存のIBM i 資産をどう継承していくかが大きな課題ですよね。複雑化したアプリケーションの解析や可視化、そして何より人材不足が起因して後継者の育成が急務だと感じています。」

新庄:「まさにその通りですね。加えて、企業全体でモダナイズやDXの推進も強く求められています。これまでのシステムを活かしつつ、開発や運用の効率化を図り、最新技術へアップデートしていく必要があります。」

松田:「そのような状況で、近年IBM i 業界の強力なサポーターとして登場したのが『IBM Bob』です!BobはAIを活用して、私たちの開発の生産性向上や技術サポートをしてくれる頼もしい存在なんです。」

渡邊:「オープン系の開発でもAIによるアシストは当たり前になりつつありますが、IBM i の世界でもAIの力を借りて課題解決をしていくフェーズに入ったということですね。」

松田:「はい!ただ、そのIBM Bobをフル活用していくためには、ベースとなる開発環境もアップデートしていく必要があります。そこで重要になってくるのが『VS Code』なんです。」

VS Codeってそもそも何?

出村:「なるほど、AIを活用したこれからの開発スタイルに向けてVS Codeが必要になってくるのですね。ここで皆さんが知っているVS Codeの情報について改めて教えてください。」

新庄:「Visual Studio Code(VS Code)は、Microsoftが作ったコードエディタです。無料で使えて、WindowsでもMacでも動き、世界中の開発者に使われています。」

渡邊:「エディタってメモ帳みたいなもの?と思うかもしれませんが、VS Codeはただのテキスト編集ツールではないんです。プログラムを書く・調べる・テストするといった開発に必要なことがほぼ一画面でできるエディタツールです。」

松田:「拡張機能(プラグイン)を追加すれば、RPGやCLといったIBM i向けの開発にも対応できる統合開発環境(IDE)として使えるようになりますね。」

なぜ今、VS Codeなの?

出村:「皆さん、しっかり把握されていますね。ちなみに、IBM i の開発現場では、RDiやSEUを長年使ってきた方も多いと思います。それでも最近、VS Codeへの移行や併用が広がっているのには理由があります。」

松田:「私のような若手エンジニアにとっては、よく使うツールの1つですが、開発ツールにはプログラミング言語との相性があると聞きました。」

新庄:「そうですね。SEUからVS Codeへ移行した理由の1つとしては、フリーフォーム形式のプログラムが書きやすい点にあると思います。これまで固定フォームで書かれてきたIBM i のプログラムですが他言語との親和性が高いため固定フォームからFFRPGへ変換する動きが多くみられます。」

渡邊:「オープン系の開発現場ではVS Codeの利用はほぼ標準になっておりますが、VS CodeでFFRPGを開発するとなれば新しいメンバーがIBM i開発に入りやすくなりますよね。さらにはAIツールの多くがVS Codeをベースに作られています。IBM BobもVS Code上で動くことを前提に設計されていますね。」

出村:「そうですね。実際の開発現場を考えると、Code for IBM i 拡張を使えば、FFRPGの構文チェックや補完もVS Code上でできます。さらにREST API・JSONなど、モダンな開発技術とそのままつながることもできます。よって、IBM i をオープン系と組み合わせた開発を進めやすくなります。開発ツールの世界はもはや『VS Code+AI』の組み合わせが主流になりつつあります。IBM i の開発もその流れと無縁ではありません。」

松田:「実際に日本のIBM i の業界ではほとんどがRPG/400を利用しているお客様だと聞きました。やはり、これからFFRPGへの変換を見据えるとまずはツールから導入してみるという選択肢もありそうですね。個人的にはその1つとしてAIで開発効率を上げるという視点のもとIBM Bobを導入してみるというのは非常におすすめです!また、IBM Bobの活用においてVS Codeが必須というわけではありませんが、VS Code に慣れていた方がよりスムーズにBob活用いただけるかと思います。」

渡邊:「次回からはいよいよVS Codeの具体的な内容についてもぜひ見ていきましょう!」


<参考動画>
安井賢克「7 分動画で学ぶ、エバンジェリスト勉強会 - IBM i のアプリケーション開発テクノロジー事情 ~ RPG のこれからと Bob の活用 -」

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