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IBMi海外記事2026.11.11

成長を続けるCode For i の最新情報

Alex Woodie 著

Code for i は、ここ数年間、IBM i コミュニティで最も活況を呈しているオープンソース プロジェクトであり、その人気に陰りは見られません。実際、この大人気のプロジェクトを支えるコミュニティは、今後リリースが見込まれる新機能も含めて、VS Codeベースの開発環境を改善し続けています。

Code for i は、元々、ILE開発者がIBM i でWebベースの開発を行えるようにするために、2021年にLiam Allan氏によって開発されたVS Codeプラグインです。このプロジェクトは、ここ5年間で爆発的な人気を得てきました。 Microsoft MarketplaceのCode for i ホームページでは、約93,000回のインストール数を記録しています。これは 1年前に私たちが確認した時点の53,000回からの大幅な増加です。 Fortra社の 2026年版IBM i 市場調査によれば、Code for i の利用は、IBMのファット クライアントであるRational Code for i(RDi)を完全に上回ったということです。このことは、Allan氏を穏やかな気分にさせるに違いありません(彼はRDiがあまり好きではないからです)。

IBMによって採り入れられてから、このプラグインはIBM i プラットフォームにしっかりと根付いているようです。IBM社員として迎えられたAllan氏は、統合デバッガーをCode for i で機能させるべくIBMと協働しました。次いで、彼のチームは、Scott Forstie氏のデータベース チームと連携して、Code for i にSQL機能を提供するDb2 for i クライアントを開発しました。 1年ほど前にAllan氏に話を聞いた際、テスト用拡張機能を追加することは、彼の優先事項リストの上位にあるということでした。それによって、さらなる拡張機能の開発が促進されるためです。

それ以降で最大のリリースとなるのが、ユーザーがIBM i QSYSファイル システム内のオブジェクトを表示および管理できるようにする、IBM i FileSystem拡張機能のリリースでした。この拡張機能は、2024年9月から開発が進められてきました。そして、6月1日、Code for i コミュニティは1.0.0リリースを発表し、本番環境に向けて準備が整ったことが示されました。

新たなIBM i FileSystem拡張機能は、これらのIBM i オブジェクトをサポートします。

IBM i FileSystem拡張機能は、保管ファイル、データ待ち行列、データ域、出力待ち行列など、22種類のIBM i オブジェクト タイプをサポートします。ユーザーは、それらのうちの13のオブジェクト タイプで、作成、変更、および削除などの操作を対話的に実行することができますが、残りの9つについては読み取り専用に制限されています。

オブジェクトをクリックして対話処理できると、ユーザーにとって大幅な時間節約になります。オブジェクトの対話処理のために、VS Codeの外に出て、他のツールを使用する必要がなくなるからです。この機能は、ユーザーが様々なオブジェクトの処理を行えるようにする、幅広いSQLベースのIBM i サービス(SYSTOOLSおよびQSYS2の両方にあります)を利用します。このようにして、この機能は、 最新のIBM i 7.6テクノロジー リフレッシュも含めて、Forstie氏と彼のチームがAccess Client Solutionsに追加してきた機能の一部を再現することになります。しかし、こうした機能がより多くの場所からアクセスできるようになればなるほど、それだけ便利に使いやすくなります。

IBM i FileSystem拡張機能は、他にも管理者に喜ばれそうな新機能をもたらします。すなわち、ユーザーが、「活動ジョブの処理(WRKACTJOB)」や「スプール ファイルの処理(WRKSPLF)」のような使い慣れたコマンドを通じてIBM i 環境を監視および管理できるようにするシステム ビューです。繰り返しになりますが、この拡張機能は、IBM i サービスのSQLの強みと、QSYS2およびSYSTOOLSの一連の表関数およびビューを活用することで、こうした機能を実現します。

また、Code for i コミュニティは、ユーザーが表示装置ファイルを開いて編集することを可能にするDDSレンダラーの開発も行っています。IBM i Rendererは、IBMがユーザーにそこから移行してもらいたいと考えている、ADTS(適用業務開発ツール セット)内のグリーンスクリーン ツールの1つであるSDA(画面設計機能)で利用可能な機能を再現するはずです。IBM i Rendererは、まだ開発段階であり、本番環境に向けての準備はできていないということです。

その一方で、Code for i プロジェクトは前進を続けます。最初のバージョン3.Xリリースは5月に公開され、幅広い機能強化をもたらしました。Code for i 3.0.5における大きな改善の1つは、Mapepireのサポートです。これはデータベース接続の速度を大幅に向上させるはずです。また、IBMがIBM i 7.6で導入した新たな多要素認証(MFA)機能もサポートします。機能強化の完全なリストは、 こちらでご覧になれます。

今月始め、Code for i チームは、バージョン3.0.13をリリースしています。オープンソースのCode for i コミュニティの最新状況については、いつでも github.com/orgs/codeforiで確認することができます。

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