IBM、2025年のChampionを認定
IBMは、新たなIBM Champion名簿を発表しました。様々な技術分野で専門性を発揮する、IBMコミュニティの勇士であるIBM Championは、たゆむことなくIBMプラットフォームの推進に尽力し、あるいは卓越した業績を示したことにより、その称号を贈られています。IBM i プラットフォーム独自の部門は設けられていないものの、毎年、IBM i エコシステムのメンバーも、数多く、このプログラムに選出されています。また、IBMは、関連するIBM Rising Champion Advocacyプログラムの一部として配布されるバッジも一新しています。
2025 IBM ChampionのWebページ をざっと調べてみると、17年目を迎えたこのプログラムでは、世界全体で1,035名のIBM Championが認定されていることが分かります。前の年より 40%多かった 、2024年のIBM Championの1,155名と比べると、今年は若干少なめだったようです。
1,035名のIBM Championのうち、現在設けられている10部門の1つである、「IBM Power」部門のIBM Championは、232名だということです(その他の9部門は、「AI」、「Automation」、「Data」、「Security」、「Quantum」、「Sustainability」、「Cloud」、「IBM Z & LinuxONE」、「Storage」)。そして、IBMが『 IT Jungle』に提供してくれたスプレッドシートによると、Power部門のIBM Champion、232名のうち、IBM i に関連の深いIBM Championは132名を数えるようです。
これらの、IBM i に関連の深いPower部門のIBM Championの多くは、「Cloud」や「Storage」など、他の専門性によってIBM Championに認定されています(いずれにしても、このプラットフォームのユニークさや、コミュニティのまとまりの強さを考えれば、IBMは、「IBM i 」という独立した部門を設けてもよいのではないかと思います。そうなれば、「IBM i に関連の深いPower部門のIBM Champion」に比べて、書くのも言うのも楽になります)。
参考までに、地域別の分布を見てみると、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域には、IBM i に関連の深いPower部門のIBM Champion(いっそのこと「IBM i Champion」と呼んだ方がよいでしょうか)は、67名いるということです。そして、南北アメリカ地域には51名、APAC(アジア太平洋)地域には5名、日本には8名と続きます(IBMでは日本を独立した地域として分類しています)。
ソーシャル メディア上には、IBM i に関連の深いPower部門のIBM Championから、喜びの報告が続々と投稿されているようです。
「2025年のIBM Championに再び選ばれて光栄です」と、 CDW社のマネージド サービス担当ディレクター兼シニア マネージャーのJustin Haase氏はLinkedInに記しています。「私が大好きなことの1つは、IBM Powerについて話をして、CDW社の世界水準のManaged Servicesオファリングで提供できるすべてを既存顧客や潜在顧客にお伝えすることです。私のいつもの微妙なキャッチフレーズは聞き飽きたと言われるかもしれませんが、ここでもう一度、書かせてください。手が届くなら、何とかできる。」
「私が今年もIBM Championに認定されたという知らせを聞いて感激しています」と、マネージド サービス プロバイダー、 Lightedge社のソリューション アーキテクト、Josh Patterson氏はLinkedInで述べています。「新年の幕開けを飾る素晴らしい知らせです。IBM iコミュニティに貢献でき、何かしら良い影響をもたらすことができたのだとしたら、大変嬉しく思います。」
「今年もまた、IBM Championに選んでいただいて光栄であり、感謝しています」と、 RPGPGM.com社の創業者、Simon Hutchinson氏はLinkedInに記しています。「このプログラムに関わるIBMのすべての皆様に感謝を申し上げます。また、初めてChampionに認定されたすべての皆様、再度Championに認定されたすべての皆様、おめでとうございます。」
「職業も地位も様々な、錚々たる顔触れがここに集っています。そして、ひたむきな取り組み、支援推進活動、とどまるところを知らないテクノロジーに対する情熱を通じて1つに結ばれています」と、ERPソフトウェア企業、 Friedman Corp.社のBDR(事業開発担当者)で、 Wisconsin Midrange Computer Professional Association (WMCPA)の幹事でもあるCaracal Keithrafferty氏はLinkedInに記しています。
「IBM Championについては、皆さんも耳にしたことがあるかもしれません」と彼は続けます。「このような錚々たる人々の中には、開発者やISVやボランティアなど、様々な方がいます。そして、本日、彼らにもうひとつ勲章が加わります。この上ない喜びと感謝とともに、IBM Championの一員に加わらせていただきます。」
IBM Championには、普通のミッドレンジ コミュニティの一員では得られない、どのような特典があるのでしょうか。まずは、仲間たちからは讃えられ、不朽の栄誉も得られます。もちろん、そのようなものだけではありません。それをはるかに超える特典もあります。IBM Championは、IBM i CTO兼チーフ アーキテクトのSteve Will氏に意見や考えを聞いてもらう機会が得られます。
「多くのIBM Championは、新たなアイデアにIBM i クライアントがどう反応するか、クライアントはIBM i をどのように使いたいのかなどについて、私が知りたいときに頼れるアドバイザーです」と、DE(ディスティングイッシュド エンジニア)でもあるWill氏はLinkedInに記しています。「IBM i の分野でIBM Championに認定された方であれば、私がぜひともお聞かせ願いたいと思うようなご意見をお持ちだと思います。」
また、IBMは、IBM Rising Champion Advocacyの一部として最初のバッジのいくつかをお披露目しました。
「2025年のIBM Championに向けての新規ノミネーションおよび更新の申請を数多くお寄せいただいて、非常に喜ばしく思っています」と、IBMのLibby Ingrassia氏は記しています。「選考委員会およびプログラム チームは、申請していただいたすべての完了したアドボカシー活動を評価し、数値化する作業に懸命に取り組んでいます。最近、バッジに関する投稿がオンライン上を賑わしているのは、そのような事情からです。」