ライブラリーサイズが肥大化していませんか?
リバイバル:https://www.e-bellnet.com/category/technology/1307/1307-308.html
Question
IBM i (AS/400)をリプレイスしてから1年が経過しました。
旧環境ではディスク容量がカツカツの状態で運用しておりましたが、リプレイス直後はディスク容量に大幅な余裕ができました。
しかし昨今WRKSYSSTSでサイズを確認したところ、容量が肥大化している気がします。
勿論日々の運用の中である程度増加する見込みではありましたが、全体の容量に対し、少々増加するスピードが早い気がします。
そこで全ライブラリーをライブラリーごとに容量(サイズ)を把握したいのですが、どのように調査すれば可能でしょうか。
Answer
ディスク情報の検索 (RTVDSKINF) とディスク情報の印刷 (PRTDSKINF) により、ライブラリーの使用量の確認が可能です。
RTVDSKINFは対話で処理できませんのでSBMJOBにて実行してください。
コマンド例:
SBMJOB CMD(RTVDSKINF) JOB(RTVDSKINF)
実行後WRKACTJOB を実行しますと以下の通りQBATCH配下にRTVDSKINFジョブが動作します。
※投入するジョブ待ち行列が単一処理の場合は他の処理が流れなくなるので注意が必要です。
※マシンスペックや使用環境により2~4時間掛かります。
※実行するユーザーはシステム配布ディレクトリーに登録されていなければなりません。登録するには、ディレクトリー項目の処理(WRKDIRE)コマンドを使用します。
終了後にPRTDSKINFで情報をスプールファイルに取り出すことができます。
PRTDSKINF RPTTYPE(*LIB) ← 全てのライブラリーの一覧です。
PRTDSKINF RPTTYPE(*LIB) LIB(QGPL) OBJ(*ALL) ←QGPLの中を確認する場合の例です。
ライブラリーの中のオブジェクト・タイプにフォーカスされているのがお分かりいただけるかと思います。
また、PRTDSKINFはRTVDSKINFで取得した情報を基にしていますので、ライブラリーを消しても、改めてRTVDSKINFを行わなければPRTDSKINFで再印刷
夏が過ぎ風なんとやら、肥大化するIBM i (AS/400)の容量と自分の体重・・・。
システムへはRTVDSKINF、自分はダイエット記録アプリで肥大化原因を調査するのがいいかもしれません。
例えば週の初めと中日にRTVDSKINFをスケジュールで定期的に実施するといったように、定期的に継続して確認するのが大事なのはどちらも一緒です。
食欲の秋にかこつけて、あれやこれやと食べ過ぎてしまうのには気を付けましょう・・・
by . 大熊猫橋