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サポートチーム便り2024.07.24

一定期間使用していない表示装置記述(DSPVRT)を整理したい

Question

ディスプレイ・セッションを自動作成させているせいか、表示装置記述(DSPVRT)が多く存在しており、一定期間使用(接続)していない表示装置記述を削除したいと思っています。

調査するのに何か良い方法はありますでしょうか。

Answer

表示装置記述(*DEVD)などの情報は下記コマンドでDBを作成し確認する事が可能です。

コマンド例:
DSPOBJD OBJ(QSYS/*ALL) OBJTYPE(*DEVD) OUTPUT(*OUTFILE) OUTFILE(BELLDATA/DEVD)

作成したDB内をRUNQRY(条件指定)で確認すると、検索結果の「最終使用日付」を確認する事ができます。最終使用日付が使用(接続)した最後の日付になります。

しかし、日付形式が MMDDYY となっており見づらい状態です。

QSYS2.OBJECT_STATISTICSを使用し表示する事により、日付形式を見やすく表示する事ができます。

ACSの「SQLスクリプトの実行」にてSQLを実行します。

※SQL例:最終使用日から12か月経過しているDSPVRTを検索する例です。

  SELECT OBJATTRIBUTE AS "Attrib",
         OBJNAME,
         DATE(OBJCREATED) AS "Created",
         DATE(LAST_USED_TIMESTAMP) AS "Last used",
         OBJTEXT
    FROM TABLE(QSYS2.OBJECT_STATISTICS('QSYS','DEVD')) 
   WHERE OBJATTRIBUTE = 'DSPVRT'
     AND DATE(LAST_USED_TIMESTAMP) < CURRENT_DATE - 12 MONTHS
ORDER BY LAST_USED_TIMESTAMP

日付形式が YYYY-MM-DD で表示されています。

CURRENT_DATE - 12 MONTHS の部分で使用していない期間を指定し、DSPVRTを削除する判断元にできます。

※DSPVRTを削除する場合には、事前にVRYCFGコマンドでオフに構成変更する必要があります。

また、実行結果を画面でなくデータ化したい場合は以下を参考にしてお試し頂ければと思います。

ACSのSQL実行結果をダウンロードしたい
https://www.e-bellnet.com/category/technology/2212/2212-02.html


参考サイト

OBJECT_STATISTICS テーブル関数
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-object-statistics-table-function

QSYS2.OBJECT_STATISTICS()
https://www.ibm.com/support/pages/node/1128549

by . あすと

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