一定期間使用していない表示装置記述(DSPVRT)を整理したい
Question
ディスプレイ・セッションを自動作成させているせいか、表示装置記述(DSPVRT)が多く存在しており、一定期間使用(接続)していない表示装置記述を削除したいと思っています。
調査するのに何か良い方法はありますでしょうか。
Answer
表示装置記述(*DEVD)などの情報は下記コマンドでDBを作成し確認する事が可能です。
コマンド例:
DSPOBJD OBJ(QSYS/*ALL) OBJTYPE(*DEVD) OUTPUT(*OUTFILE) OUTFILE(BELLDATA/DEVD)
作成したDB内をRUNQRY(条件指定)で確認すると、検索結果の「最終使用日付」を確認する事ができます。最終使用日付が使用(接続)した最後の日付になります。
しかし、日付形式が MMDDYY となっており見づらい状態です。
QSYS2.OBJECT_STATISTICSを使用し表示する事により、日付形式を見やすく表示する事ができます。
ACSの「SQLスクリプトの実行」にてSQLを実行します。
※SQL例:最終使用日から12か月経過しているDSPVRTを検索する例です。
SELECT OBJATTRIBUTE AS "Attrib",
OBJNAME,
DATE(OBJCREATED) AS "Created",
DATE(LAST_USED_TIMESTAMP) AS "Last used",
OBJTEXT
FROM TABLE(QSYS2.OBJECT_STATISTICS('QSYS','DEVD'))
WHERE OBJATTRIBUTE = 'DSPVRT'
AND DATE(LAST_USED_TIMESTAMP) < CURRENT_DATE - 12 MONTHS
ORDER BY LAST_USED_TIMESTAMP
日付形式が YYYY-MM-DD で表示されています。
CURRENT_DATE - 12 MONTHS
の部分で使用していない期間を指定し、DSPVRTを削除する判断元にできます。
※DSPVRTを削除する場合には、事前にVRYCFGコマンドでオフに構成変更する必要があります。
また、実行結果を画面でなくデータ化したい場合は以下を参考にしてお試し頂ければと思います。
ACSのSQL実行結果をダウンロードしたい
https://www.e-bellnet.com/category/technology/2212/2212-02.html
参考サイト
OBJECT_STATISTICS テーブル関数
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=services-object-statistics-table-function
QSYS2.OBJECT_STATISTICS()
https://www.ibm.com/support/pages/node/1128549
by . あすと