削除済みレコードが沢山あってDISKを圧迫しています(T_T)
Question
IBM i (AS/400)を長く使用していますが、DISK使用率が年々高くなってきました。
物理ファイルのファイル記述を見たところ、現在のレコード数よりも削除済みレコード数の方が多くなっていました。
システム設計当時に削除済レコードの扱いを決めていなかったようです。
物理ファイル・メンバー再編成 (RGZPFM) で削除済レコードを圧縮して再利用したいのですが、何か注意点等はありますでしょうか。
Answer
システムを設定する時に、予めどのようにするかを決めておかないと削除済レコードが多くなり、DISKを圧迫してしまってとても残念な状態になってしまいます。
RGZPFMについて、いくつか注意点がありますので、以下に記載致します。
物理ファイルに複数メンバーがあった場合はメンバーを指定して複数回実施する必要があります。
メンバーを指定するパラメタには*FIRSTや*LASTがありますが、*ALLはありません。
残念ながら複数のメンバー名の指定もできませんので、複数メンバーがある物理ファイルの場合は、メンバー毎に複数回行う必要があります。
削除済レコードが除去されて圧縮されますが、圧縮時に相対レコード番号順で圧縮する場合は、KEYFILE(*NONE)を指定してください。
圧縮時に対象の物理ファイルと同レベルの空きエリア(DISK容量)が必要です。
既にDISK使用率が高い場合は、他の不要なオブジェクトを消して、空きエリアを確保してから行ってください。
取り消しの許可 (ALWCANCEL)を*YESに設定した場合には、再編成中のレコード情報がジャーナル・レシーバーに書き込まれますので、その際には更に空きエリアが必要となります。
その他状況によってはより考慮しなければならない場合がありますので、きちんとナレッジを確認し、計画を立て、入念な準備を行ってから実施してください。
参考URL:
物理ファイル・メンバー再編成 (RGZPFM)
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.4?topic=ssw_ibm_i_74/cl/rgzpfm.htm
DISKの使用率を確認する方法
https://www.e-bellnet.com/category/technology/1307/1307-308.html
早く、削除済レコードを奇麗に掃除して、スリムになれると良いですね。私も頑張ってスリムになれるように努力します。
by けやきのじぃじ