IBM i Access Client Solutions(ACS)って機能追加されているんですか?
Question
先日、IBM i Access for Windows(i Access)から新しいIBM i Access Client Solutions(ACS) 1.1.8.5を利用するようにしました。
その際、欲しい機能はACSではサポートされないことが分かりました。
ACSの機能改善についての意見をIBM RFE Communityに要求し、機能改善を求めてみてはどうか、というように補足もいただいたため要望を登録しました。
参考:RFE Community で機能拡張の要望を登録する方法について
https://www.ibm.com/support/pages/node/224885
ふと、ACSはどれくらい更新・改善されているのか気になってGettingStarted_ja.html(readmeの日本語版)を見たところ、ページトップに"この文書の内容の最終更新日: 2019 年 7 月 11 日"の表記をみつけました。
2019年7月11日から機能改善がストップしているのでしょうか。
Answer
ACSに興味ご関心があり改善要望 にご協力いただき有難うございます。
ご確認頂いているようにACSのVersion1.1.8.5のGettingStarted_ja.htmlは更新されていないようですが、実は見えないところの不具合修正以外にも改善・機能追加については行われています。
GettingStarted_ja.htmlは更新されていませんが、同梱されている英語版のGettingStarted_en.html(readmeの英語版)にはページトップに下記の記載がございます。
The content of this document was last updated on: July 20, 2020(意訳:この文書の内容の最終更新日: 2020 年 7 月 20 日)
実際に内容も機能追加されているようです。
例えば、GettingStarted_ja.htmlとGettingStarted_en.htmlを見比べるとプラグインが3つほど追加されていることが確認できます。
- 9.1.38 INSTALLUPDATES
- 9.1.39 HTTPPROXYUI
- 9.1.40 UDC Font Conversion
例えばこの内の9.1.40は待望とも言えるACSで外字印刷をサポートするプラグインとなります。
上記機能は1.1.8.4に追加されましたが、1.1.8.4初期版ではバグが有りPDT印刷できませんでした。
当機能については掘り下げて、また次の機会にご案内出来ればと存じますので是非次回もご覧いただけますと幸いです。
さて、このように実際に機能追加がされているようですので、先にお問い合わせご要望頂いた件もいつかちゃんと更新されるかもしれません。
古いツールのほうが親しみも有り、今までの運用もそれを前提でご用意されている事が多いと思います。
しかしiAccessは廃止しACSを利用するようにメーカーより明言されていますので、根気よく改善要求を出して、より使いやすいツールになることを祈りましょう。
ただ・・・前のツールに戻りたいという意見も大いに分かりますけどね。
by大熊猫橋