サポートチーム便り2020.01.15
「57xx-PT1」の使用方法について
Question
弊社のIBM i (AS/400)には、ライセンス「57xx-PT1」が導入されていますが、使用したことがありません。
調べてみると、パフォーマンスツールという事なので、CPU使用率などを確認することが出来るのだと思うのですが、使い方について教えていただけますでしょうか。
Answer
おっしゃる通り、ライセンス「57xx-PT1」は、「IBM PERFORMANCE TOOLS FOR I」という、パフォーマン・スデータの収集の設定や、収集の開始・終了、収集済みのパフォーマンス・データを確認することが出来るツールになります。
コマンド「STRPFRT」を実行してみてください。
「IBM PERFORMANCE TOOLS FOR I」の画面が表示されれば、パフォーマンスツールが使用可能な環境になります。
以下に簡単な使用方法をご案内いたします。
- ■パフォーマンス・データの収集
- パフォーマンス・データの収集設定を確認したい場合、STRPFRT を実行し「2. パフォーマンス・データの収集」で確認することができます。もし収集状況が「停止」になっている場合、パフォーマンス収集が停止されています。
- 「2. パフォーマンス収集の構成」で、収集ライブラリーや収集間隔、保存間隔などの指定ができます。
- パフォーマンス収集オブジェクトは「*MGTCOL」というタイプで作成されます。
- ■パフォーマンス収集データからパフォーマンス・データを作成する
- メニューより「6. ツールの構成および管理」→「5. パフォーマンス・データの作成」でパフォーマンス収集オブジェクト「*MGTCOL」からデータベース・ファイルを作成することができます。
- データベース・ファイルにすることで、内容を確認することが出来るようになります。
- ■パフォーマンス・データの内容確認
- メニューより「7. パフォーマンス・データの表示」にてデータの中身を確認することができます。もし、「パフォーマンス・データがない」というメッセージが出てしまう場合は、 パフォーマンス収集データを展開する必要があります。
- ■パフォーマンス報告書の印刷
- メニューより「3. パフォーマンス報告書の印刷」より、報告書をスプール出力することができます。 例えばCPU使用率であれば、「2= 構成要素報告書」で確認できます。
- (印刷処理はバッチ投入されます)
その他使用方法については、IBMナレッジセンターをご確認いただければと思います。
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/ssw_ibm_i_73/rzahx/rzahxperftoolsdesc.htm
by かんぴょう木綿さん