エミュレータのWindowsOSの互換について教えてください。
Question
一時期、量販店でマウスやソフトウェアを購入するときに「Windows10」対応というような記載を見たことがあります。
IBM i (AS/400)で使用するエミュレータも同じようにWindowsとの互換があるかと思います。
今回、Windows Server2016へWindowsサーバーをリプレースする予定です。
パーソナルコミュニケーション(以下、P-comm)とODBCドライバーを使用していますが、どのバージョンであれば互換があり、サポート対象となりますでしょうか。
Answer
ソフトウェアには互換があり、非常に重要なものです。
後から出たWindowsOSに古いソフトウェアが対応していないことも珍しくなく、知識のない人は何も考えずにインストールをしてしまう傾向にあります。
そういった場合、対応していないOSにインストールするのですから、正常な動作をしない場合も多々あり、不具合が生じることも珍しくありません。
アンインストールもできずにPCやサーバーをWindowsOSから再セットアップをしないとならないこともありますので、互換のないものは絶対にインストールをしないでください。
P-commの互換を調べるのは以下のサイトで可能です。
http://www-969.ibm.com/software/reports/compatibility/clarity/osForProduct.html
上記を表示した後で、Full or partial product name:にPcommと入れて、Enterを押して検索します。
Search results:にPersonal Communicationと出ますので、Versionを選択し、下のSubmitを押して表示させてください。
※WindowsOSごとではなく、P-commのVersion毎に確認してください。
※以下の画面はWindows Serverで絞り込んで表示しています。
また、ODBCドライバーを使用する場合、以前はIBM i Access for Windows(以下、iAW)を使用したかと思いますが、こちらは2019年4月30日でサポート終了しています。また対応OSもWindows8.1およびWindowsServer2012R2までした。
後継のAccess Client Solutions(以下、ACS)には、アプリケーションパッケージの中にODBCドライバーが含まれていますので、こちらをご利用頂くことがよろしいかと思います。
互換の確認は以下のサイトに接続してください。
https://www.ibm.com/support/pages/ibm-i-access-client-solutions
IBM i Access Client Solutions - Windows Application Package for Windows operating systems.
>> Readme (TXT, 24KB)
のReadmeに記載があります。
調べるのは多少手間がかかりますが、対応していないかどうかも調べず使い始めて何か問題があると、より時間が掛かってしまいます。
入れ直しや、後から購入する等の、更に余計な手間も掛かることがありますので、石橋を叩いて渡るではありませんが、事前に確認することをお勧めします。
by けやきのじぃじ