援助レベルって何ですか?
Question
以前の記事で、援助レベルのことが掲載されていましたが、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか。
以下の記事の「F21=援助レベルの選択」の部分です。
Answer
援助レベルとは以下の内容でナレッジセンターに記載がされております。
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/ssw_ibm_i_73/rzarl/rzarlusrpfprmt.htm
多くのシステム画面には、さまざまなユーザーの必要を満たすため、 操作援助レベルと呼ばれる、異なるバージョンが用意されています。
- 初級操作援助レベル。情報量が少なく、技術用語は使用されていません。
- 中級操作援助レベル。情報量が初級より多くなり、 技術用語が使用されています。
- 上級操作援助レベル。技術用語が使用され、機能キーおよびオプションに 関する情報は必ずしも表示せず、データを最大限表示します。
上記の初級、中級、上級をコマンド実行時に選択してシステム画面を表示させることが出来ます。
実際に、良く使うようなシステム状況処理 (WRKSYSSTS)コマンドを例に見てみましょう。WRKSYSSTSコマンドをそのまま実行すると となります。
実はWRKSYSSTSと入力し、F4キーを押してプロンプトを出してF10の追加のパラメーターを表示させると、「援助レベル」は「*PRV」となっています。
このコマンドの「援助レベル」の指定は以下の内容が可能です。
- *PRV・・・・・・・・前に使用した援助レベルが示されます。
- *USRPRF・・・・・ユーザー・プロファイルに定義された援助レベルが示されます。
- *BASIC・・・・・・操作援助機能ユーザー・インターフェースが使用されます。
- *INTERMED・・・システム・ユーザー・インターフェースが示されます。
- *ADVANCED・・・システム・ユーザー・インターフェース・エキスパート・モードが示されます。
このコマンドのデフォルトの「援助レベル」が*PRVで「前の」となっていますので、一度、F21で変えてしまえば次回からは、援助レベルが変更された状態で表示されるようになります。
また、「援助レベル」はシステム値(初期値は*BASIC)やユーザープロフィール(初期値は*SYSVAL)となっていて変更も可能ですが、各コマンドの「援助レベル」のデフォルトは*PRVなので、一度変えてしまうほうが簡単かもしれません。
通常はあまり気にすることもありませんが、電話している相手と同じコマンドで状況を確認している時に、「同じ画面を見ているのに雰囲気が違うかも?」と感じたら、お互いにF21を押してみて「援助レベル」が合っているかを確認すると良いかも知れません。
by けやきのじぃじ