サポートチーム便り2017.12.14
システム停止する前に確認すべきサブシステム
Question
年末年始にかけてシステム停止を行う予定です。普段IPLを行わない為、
サブシステムの状況等の確認方法がよくわかりません。
ユーザーが使用していない事を確認するためには何処を確認すればいいでしょうか。
Answer
ユーザーやAS内での動作有無を確認する場合、一般的に下記を確認されるといいでしょう。
コマンド「WRKACTJOB」にて
- サブシステムQBATCHで実行中のバッチジョブは無いか。
- QINTERもしくは同様の目的の対話ジョブ用サブシステムで接続しているユーザーはいないか。
- サブシステムQUSRWRK配下、QZDASOINIT(ODBC等の通信で利用しているジョブ)が動作していないか。
お客様のご利用環境によっては、一概に上記のみで、システム停止を行ってよいか判断することは出来ませんが、 少なくとも上記の利用状況を確認し、利用者に停止の旨を伝える等の対応をいただくのがよろしいかと存じます。
特にIBMiに対して外部サーバーからアクセス(FTP、ODBC等)するようなシステムの場合は、その外部システム管理者との調整も必要になります。
また、ジョブスケジュールにジョブが登録されている場合、「回復処置(RCYACN)」が「*SBMRLS」であった場合、その後にシステムが稼働し、そのジョブの投入時間が過ぎている場合にジョブが投入されますので、事前に「*NOSBM」に変更するなどの調整が必要と考えられます。
なおシステム停止をされるのであれば、この機会にフルバックアップを取得される事をお薦めいたします。
フルバックアップの手順については、過去の記事でも紹介しています。
以下よりご参照ください。
by 大熊猫橋