IBM i 7.1の終了が発表されました(2018年4月末サポート終了)
Question
IBM i 7.3発表から1年近くたちます。IBM i 7.1の終了はいつ頃になりますか。またバージョンアップで検討すべき点、注意すべき点などあれば教えてください。
Answer
2017年4月11日付でIBM i 7.1の終了に関する情報が発表されました。サポートサービスの終了予定日は2018年4月30日になります。この時点までに7.2以上へバージョンアップできないお客様へ向けて、今までのOSバージョンの終了時と同様、有償の延長サービスを発表する意向があるようです。
IBM i に対するフィックス(PTF)の一部は、来年4月30日のサポート終了日を待たず、2017年12月31日にその提供を終了します(提供=新たなフィックスの作成・発表です。発表済みフィックスの入手は予定日以降も引き続き可能です)。
12月31日に提供終了予定のフィックスは、IBM HTTP Serverに含まれるApache2.2へのフィックスと、5761-JV1の オプション11及び12の「IBM Technology for Java 6」(=Java SE 6)へのフィックスとなります。IBM i 7.2以上では引き続きApache2.2へのフィックス提供が継続されるため、OSのバージョンアップを行うことで対応が可能です。
Java SE 6対応に関してはOSのバージョンアップでは対処できません。IBM i 7.2のフィックス提供も同日に終了します。IBM i 7.3上ではオプションJava SE 6自体がOSに対応していません。JV1のオプション14および15のJava SE 7、あるいはオプション16および17のJava SE 8への移行が必要となります。IBM i 上でJavaを利用したソフトウェアの利用またはユーザーPGMの作成を行われているお客様はご注意ください(OS標準機能のみお使いのお客様は影響ございません)。
バージョンアップにより提供されなくなる機能の一覧は上記のJavaの件も含め、UpgradePlanningのページで確認できます。KnowledgeCenterにあるプログラム資料説明書には、より詳細な仕様変更の情報が提供されています。現在のマシンをそのまま利用できるかどうかは早見表を参考に詳細はメーカーにお問い合わせください。それぞれ当記事の下部にURLを記載しますのでご確認ください。
現在の最新のOSバージョンは2016年4月に発表されたIBM i 7.3となります。
参考URL:
http://www-01.ibm.com/common/ssi/ShowDoc.wss?docURL=/common/ssi/rep_ca/5/760/JAJPJP17-0245/index.html&lang=ja&request_locale=ja
ソフトウェアの営業活動終了およびサポート終了: IBM i 7.1 の一部のプログラムおよびサービス - 後継製品あり
http://m.ibm.com/http/www-947.ibm.com/systems/support/i/planning/upgrade/v7r3/software.html
Upgrade Planning
(7.3でサポートされなくなる機能一覧へのリンクです(英語)。7.1からのバージョンアップの際は、タブを変更することで7.2も確認できますので2つを合わせてご確認ください。)
IBM i 7.3プログラム資料説明書
(IBM i 7.1→7.3へのアップグレード時は7.2、7.3両方の資料をご確認ください)
e-bellnet記事「IBM i OSとマシンモデルの対応表、マシンのバージョン確認方法」
(IBMのサイトへのリンクとその補足があります。現在のマシンを新しいバージョンでも利用が可能かの確認ができます。)
e-bellnet記事「IBM i 7.3が発表されました(IBM i 7.1の終了はいつ?)」