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IBM i お役立ち情報2024.06.25

BELLNETコミュニティ活動レポート:第2回IBM i 勉強会 ~ バックアッププラン見直しのススメ ~

BELLNETコミュニティでは、IBM i フォーラム、e-BELLNETによる情報発信、研究会など各種の活動・イベントを定期的に開催しています。

当レポートでは、2024年1月26日に開催した、第2回IBM i 勉強会「『そのバックアップは大丈夫?』バックアップ・プランを見直そう」の様子をお伝えします。

今回の勉強会の講師は第1インフラストラクチャーサービスに所属する西澤将人です。2020年に新卒で入社し、現在5年目となる彼は、IBM i を中心とする数多くのお客様システムの構築や移行作業を担当する一方で、プライベートではアマチュア合唱団を3つ掛け持ちする行動的な面も持ち合わせています。

そんな彼がテーマに掲げたのは「バックアップ」です。システム運用において誰もが実施する「あたり前」の作業であることはいうまでもありません。しかしこのテーマを選んだ理由が西澤にはあったのです。

勉強会はバックアップが機能しなかった具体的な事例紹介と、その原因説明から始まります。リストア後のシステムでアプリケーションにトラブルが生じた、アクセス権が無いとしてアプリケーションを起動できなかったなど、バックアップが本来の目的を達成できなかったケースは意外と多そうです。

「バックアップ対象はたとえ誤りがあっても日常の運用に支障がないため、気づきにくい部分である」と西澤は指摘します。

日常業務に忙殺される中で、バックアップが正しく取れているのか、万が一障害が発生した際に確実に復元できるのかを検証できていない現実がそこにはあるのです。時にはお客様のシステムの復旧作業を担当することもある西澤だからこそ、この「当たり前」な「バックアップ」を今回の勉強会のテーマにしたのでした。

西澤の説明は、IBM i が標準的に備えているバックアップ・リストア用コマンド群と前提条件、対象とするオブジェクト、推奨されるバックアップ頻度へと進みます。「あたり前」の作業でありながらも、意外に奥は深いようです。これらが適宜見直されていれば、事例のようなバックアップの失敗を避けられたはずでした。「この機会にバックアップ・プランを是非見直して欲しい」という言葉で勉強会は締めくくられました。

勉強会終了後のアンケートでは、「自社のバックアップを見直したい」といったコメントが数多く寄せられました。参加された方は、長年の「あたり前」に目を向けてみることの重要性を、あらためて認識されたのではないでしょうか。

次回は7月11日に「知らないときっと損をする!? ACSの活用術!」と題した勉強会を計画しており、さらなる学びの機会をご提供します。

勉強会のお申し込みはコチラからお願いします。

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