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サポートチーム便り2024.08.28

ヒストリーログの保存日数を長くできますか?

Question

弊社のポリシーで、ヒストリーログをシステム上に180日残すことになりました。また定期的にバックアップもする必要が出てきました。

ヒストリーログを180日残す設定の方法と、何をバックアップすればよいのか、教えていただけますでしょうか。

Answer

ヒストリーログと言われているのは、DSPLOGで確認が出来るログになるかと思います。このヒストリーログの保存日数は、クリーンアップの設定の中に組み込まれています。

クリーンアップの設定は、以下の2通りの確認方法がございます。

  1. コマンド「CHGCLNUP」を入力しF4を押す
  2. コマンド「GO CLEANUP」を入力実行し「1.終結処置オプションの変更」を選択

制約事項:このコマンドを使用するには,すべてのオブジェクト(*ALLOBJ), 機密保護管理者 (*SECADM), およびジョブ制御 (*JOBCTL) 特殊権限をもっていなければなりません。

「システム・ジャーナルおよびシステム・ログ」と書かれた項目が、ヒストリーログの保存日数の設定となります。

デフォルトでは30日となっていますので、今回の場合は180日(あるいはそれ以上)に設定を変えていただければと思います。

また、ヒストリーログの保管についてですが、ヒストリー・ファイルは「QSYS/QHST*」でシステム上に存在しています。

WRKOBJ QSYS/QHST*

ヒストリーログのネーミングルールなどについては、以下のサイトにございますのでご確認ください。
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.5?topic=messages-qhst-history-log

バックアップをされる場合は「QSYS/QHST*」を保管していただければよいかと思います。

クリーンアップの設定にある「システム・ジャーナルおよびシステム・ログ」は、ヒストリーログだけでなく、システムで使用されるジャーナルの保存日数も同様に変更されます。

場合によってはディスク使用率が微量ながら高くなる可能性もございますので、その点も考慮しながら、設定について検討いただければと思います。

by . かんぴょう木綿さん

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