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サポートチーム便り2021.10.13

バックアップログの種類

Question

先日フルバックアップを取得しました。

前回取得時に比べてバックアップ時間が伸びており原因調査をしたいと思っています。

取得後DSPJOBLOG OUTPUT(*PRINT)を実行し忘れてしまいました。

DSPLOG(QSYS 内のQHSTxxxxファイル)では特に問題なく完了したメッセージしか出ていません。

バックアップのログを確認する良い方法は無いでしょうか。

Answer

やはり一般的に一番見やすい方ログはDSPJOBLOGの結果になります。

GO SAVE の21番(システム全体)で取得する場合、パラメーターにログの保管があるので次回からは指定されてはいかがでしょうか。

他には、
https://www.e-bellnet.com/category/technology/2007/2007-01.html
のようにデータエリアに書き出されるフルバックアップのコマンド開始時間から、どのセクションがいつもより遅かったのかを確認する事もできますが、リンク先参考画像の通りSAVSYS、SAVLIB等の大きな項目毎の内容になり細かい内容はわかりません。

保管に関してより細かい情報を確認したい場合、IFS領域にFR(フライトレコード)と呼ばれるオブジェクトが存在します。

参考:
https://www.ibm.com/support/pages/how-collect-saverestore-flight-recorders

/QSR/QSR/配下にフライトレコードがありますので、5=表示 を実行すると下記のような画面が表示されます。

スクリーンショット

機械的に保管に関する情報が記録されるので少々見づらいところもあるかもしれませんが、保管時間が遅くなった原因調査をされたいという要件の場合には、どのファイル、どの処理から遅くなったかをDSPJOBLOG結果よりも詳細に確認することが出来ます。

"制御:"項目にキーワードを指定し"F16=検索の反復"を実行すれば、特定のキーワードで検索することも可能です。

わかりやすさで言えばジョブログを、そこからの詳細な情報についてはフライトレコードを、というように組み合わせて確認いただくことでより問題・原因の把握の一助になるかもしれません。

by 大熊猫橋

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