QSTRUPPGMの修正手順について
Question
サブシステムを新規に作ることになり、QSTRUPPGMを修正する必要が出てまいりました。
QSTRUPPGMはとても重要なもので、間違えるとうまく起動しなくなるようなことも聞いた事があります。
修正について具体的な手順を教えて頂けますでしょうか。
Answer
前回のIPLの話の中のQSTRUPPGMの修正方法を説明します。
とても重要なプログラムなので注意してください。
DSPSYSVAL SYSVAL(QSTRUPPGM)で既存の始動プログラムを確認してください。
ソースを修正しますが、既存のオブジェクトから CLソース検索(RTVCLSRC)にてソースを作成してから行うと、オブジェクトとソースが食い違うことが無くなります。
※オブジェクト/ソースの管理をきちんとされていて100%自信がある場合は管理しているソースを基に修正をしてください。
例)RTVCLSRC PGM(QSYS/QSTRUP) SRCFILE(QGPL/QCLSRC) SRCMBR(QSTRUPXXX)
QSYSにある、QSTRUPのCLプログラムをQGPLのQCLSRCにオブジェクトからSOURCEを生成します。
「SRCMBR」に指定したメンバー名が既に存在している場合、上書きされますのでご注意ください。
各LIBLARYやオブジェクトの名称はお客様の環境に合わせて変更してください。
SOURCEの変更が完了したら、DSPSYSVAL SYSVAL(QSTRUPPGM)にある場所に生成(CRTCLPGM)します。
注意)修正・生成を失敗すると、IPLが正常に行われなくなりますので十分に注意して行ってください。
手順が解れば、以外と簡単だと思います。
でも、事前にテストができないので、次回のIPLが無事終わるまでは少し、ドキドキしてしまうかも知れませんね。
再度、行った手順を再確認し、間違いの無いようにしてください。
by けやきのじぃじ