ギガビット・ネットワークの i 構成を変更する
Question
100Mbpsバックボーンをギガビットにアップグレードするためのネットワークのオーバーホール (スイッチ、ルーター、銅ケーブル配線) も終わりに近づいています。インフラストラクチャー・ケーブル配線をCAT5から CAT6 の銅線に変え、IBM i を含むすべてのマシンを新しいネットワークへ移行しました。i 構成も変更しなければならないでしょうか。
Answer
Ethernet line descriptions (LIND) を 1G の LINESPEED 値に変更する必要があります。IBM は IBM i LIND と相互接続しているスイッチの対応するポートが、ハードコーディングされている、つまり速度および二重設定にすることを推奨しています。イーサネットの自動選択機能に頼っていると、断続的に接続ロスが発生するのがわかると思います。この変更を行う前に、当然のことながら、イーサネット・カードは 1G の速度に対応でき、LIND ラインを変更できるようにすることを確認しておく必要があります。
この手順を行う前に、まずどこから IBM i に接続しているのかを考えてください。ボックスへのアクセスを切断したくはないでしょう。影響のあるカードにアクティブなユーザーがいない状態で、コンソールから変更を行うのが理想的でしょう。
HMC などのコンソールがなく、1枚のイーサネット・カードだけでAS/400に接続している場合、次を試してみることができますが、じっくり考えないで行うと危険な場合があります。
次の 3つのジョブを実行依頼します。
- イーサネット LIND を終了/変更するジョブ
- CHGLIND コマンドを実行するジョブ
- LIND を元に戻すジョブ
未使用のイーサネット・ポートがある場合、一時的な IP アドレスを使用してそれを設定し、その IP アドレス経由でシステムに接続しながら、1次イーサネット LIND に変更を加えることができます。
DUPLEX 設定で *FULL に設定されていることも確認します。さらに、MAXFRAME のサイズが 8996 になるよう LIND を設定していますが、新しいスイッチがイーサネット・ジャンボ・フレームに対応しているかどうか確認するのが先決です。ジャンボ・フレームは、ペイロードが 1500 バイトを超えるイーサネット・フレームのことを指します。通常、ジャンボ・フレームは最大 9000バイトのペイロードを送信できますが、さまざまなバリエーションがあるため、IBM i におけるこの設定がスイッチに課せられた制限値より低いことを確認してください。