サポートチーム便り2011.09.20
IBM i 6.1(i5/OS V6R1)のPDF生成機能時に「CPFCE06」のエラーが出る
現 象
http://www-06.ibm.com/systems/jp/power/software/i/seminar/pdf/iseminar_200901_exporting-to-pdf.pdf
でPDF化を試みようとするとCPFCE06の「印刷データの変換中にエラーが起こった。」と出て処理が停止する。
原 因
WRKSYSVALでQCCSIDが65535或は5026の場合に上記のエラーが表視される。
回避策
事前開始JOBの実行時のUSERを別途、作成してCCSIDを5035で処理をさせる。
■次の手順にてPDF作成環境のみCCSID5035になるように設定してください。
- ユーザー・プロファイルQUSERからQUSER2をコピーする。
WRKUSRPRF QUSER* を実行し、QUSERをOPT:3でコピー
その際に
ユーザー・プロファイル(USRPRF)をQUSER2、
ユーザー・パスワード(PASSWORD)を*NONE、
コード化文字セット(CCSID)を5035 に設定して作成して下さい。 - 事前開始ジョブを終了させます。
ENDPJ SBS(QUSRWRK) PGM(QSYS/QCTXDMON) OPTION(*IMMED) - 事前開始ジョブのユーザーを変更します。
CHGPJE SBSD(QSYS/QUSRWRK) PGM(QSYS/QCTXDMON) USER(QUSER2) - 変更した内容を反映した事前開始ジョブを起動します。
STRPJ SBS(QUSRWRK) PGM(QSYS/QCTXDMON) - QUSRWRK配下のQCTXDMONの現行ユーザーがQUSER2で稼動しているか確認
WRKACTJOB JOB(QCTXDMON) 実行キーの後でF14
次回QUSRWRK開始時からは自動的に開始されますので、再設定は不要です。
また、「第1回 IBM i 6.1(i5/OS V6R1)のPDF生成機能」の手順1のフォント指定をされていない場合は下記をご参考下さい。
<手順1のフォント指定に関して>
57610-TS1は、5769FN1が必須ではなく、指定が必要なだけですので、システム値QIGCCDEFNTにQFNT61/X0M32Fを指定してください。
存在しないというエラーは出ますが、そのまま登録できます。